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	<title>WORLDSHIP MAGAZINE &#187; 世界音楽人〜ワールドシップな人たち</title>
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		<title>世界音楽人 file3. 宮永理央（ワールドシップオーケストラ運営スタッフ／ヴァイオリン奏者）</title>
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		<pubDate>Sat, 29 Nov 2014 11:21:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[viral0723]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[世界音楽人〜ワールドシップな人たち]]></category>

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<p>世界を舞台に音楽する“ワールドシップな人たち”の生き方を紹介するシリーズ「世界音楽人」<br />
第3弾は、ワールドシップオケのバイオリン奏者であり、運営スタッフも務める宮永理央です！</p>
<p><strong><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/WS0_200×200_宮永.gif"><img class="alignleft wp-image-283 " src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/WS0_200×200_宮永.gif" alt="WS0_200×200_宮永" width="159" height="159" /></a>宮永理央</strong></p>
<p>神奈川県出身。4歳よりヴァイオリンを始める。 国立音楽大学音楽学部演奏学科弦楽器専修卒業、同時に管弦楽コース修了。これまでにヴァイオリンを所素子、大関博明、武藤伸二、風岡優の各氏に、室内楽を 久元祐子氏に師事。 現在はフリーランスとしてオーケストラ、室内楽、オペラ等を中心に活動している。野口の主宰するフィリピンでのオーケストラ活動に過去2回参加。ワールドシップオーケストラヴァイオリン奏者、運営スタッフを務める。</p>
<h5>Q. ワールドシップに関わるようになったきっかけ</h5>
<p>2013年の夏休み、Facebookで「フィリピンでオーケストラを演奏しよう！」という投稿を見かけて興味を持ちまして。海外旅行が好きで、しかもオーケストラをやっている私はグッと来たんです。ホームページで詳細を見ると、たまたまお知り合いの指揮者が振ることになっていたこともあり、このUUUオーケストラ（注：WSO代表の野口が今年の9月まで主催していたフィリピン・セブ島での演奏ツアー）に参加しました。</p>
<h5>Q. 海外と言ってもフィリピンのような東南アジアの国はあまりイメージが湧かなかったのでは？</h5>
<p>高校生のころ、青年海外協力隊に興味を持っていた時期がありました。小さな頃からヴァイオリン、オーケストラ続けてきてたんですが、世界の第一線で演奏のみで活動する人間になるわけではないだろうけど、先生（教育者）として音楽に関わりたいと思っていて。</p>
<p>高3の時、エルシステマのドュダメルについての新聞記事を読んで、ここから50年位で西洋音楽はアメリカ・ヨーロッパだけでなく世界中に広がっていくんだろうな、自分にもそのお手伝いができたらなって気持ちを持つようになりました。</p>
<p><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/10632774_930955026921688_6417766326181906962_n.jpg"><img class="alignleft  wp-image-285" src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/10632774_930955026921688_6417766326181906962_n-300x199.jpg" alt="10632774_930955026921688_6417766326181906962_n" width="208" height="138" /></a>家族からのアドバイスもあって、ひとまず音楽大学を目指して、受験が終わってからまた考えようと思っていたんですが、進学校で周りはほぼ一般大学に進む中、音楽の道に進む自分は受験中結構ストイックな毎日でしたし、いざ大学に入るとエルシステマのことを知っている人は周りにいなくて。そんな話が出来る仲間も周りにはいませんでした。音大という目標の見えた競争社会、閉ざされた世界で、学生が求められるのは人一倍多く練習をして、演奏の中でリーダーとなっていくこと。卒業後のことを考える余裕はそんなにありませんでした。</p>
<p>私にとってヴァイオリンを演奏するということは、社会に対しての自分自身の表現だと思っています。でも正直、大学を卒業してからの1年、音楽を仕事としてやっていくのは難しいな、両親に高いお金を出してもらって死ぬ気でやってた割には音楽で成功できてないな、でも、せっかく出たのだから何か学びを生かしたい…と思っていて。悩んでいたタイミングでこの活動に出会いました。</p>
<p>現地に行くと、ヴァイオリンばっかり20年やってきた私だからこそ、直接フィリピンの子ども達に還元できる何かがあったわけで。そこで自分の中で生まれた考えを深めながら、それを仕事にしていけたらいいんじゃないかと考えられるようになりましたね。</p>
<p>
</p>
<h5>Q. 実際に参加してみて、自分たちの演奏が子ども達に与えたインパクトは感じましたか？</h5>
<h5><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/10622850_930958293588028_955952378479805802_n.jpg"><img class="alignleft  wp-image-284" src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/10622850_930958293588028_955952378479805802_n-300x199.jpg" alt="10622850_930958293588028_955952378479805802_n" width="205" height="136" /></a></h5>
<p>私は、勿論日本の私たちから見ると犯罪とか貧困とか問題が沢山あるように見えますが、フィリピンの子ども達はそれが当たり前の世界で生きていて、今の環境に絶望しているわけではないと思うんです。</p>
<p>ただ、これからの将来、少し広い世界に出会った時に、音楽を聴いたことがあったから、オーケストラが楽しいと知っていたから、何か次のチャンスに繋がる可能性があると思います。「知らない」ことは何にも繋がらないけど、どんな小さなことでも「知って」いれば将来のチャンスに意味を持つと思うので。</p>
<p>そして、私自身ユースオーケストラで長く演奏してきたんですが、演奏を聴いたその時の感動やインパクトの先に、その後に繋がる継続的な教育の道を作ってあげることが大事だと実感しました。</p>
<h5>Q. 逆に、宮永さんや他の参加メンバーが得たものは？</h5>
<p>この活動では、「子ども達にとっての初めての体験を作る」のと同時に、「自分たちにとって初めての体験をする」ことも出来ます。</p>
<p>日本でクラシックを仕事にするという人は、ある程度クラシックの世界を知った上で足を踏み入れるわけですが、フィリピンで演奏するとき、そこは私たちの知っている「クラシックの世界」が出来上がっていないところです。たとえば交響曲の演奏をするとき、日本では終楽章の最後の音が鳴り終わると拍手が起きますが、フィリピンではお客さんが良いと感じた瞬間が拍手のポイントだったり。</p>
<p>予想できない環境での演奏体験には、気付きがあります。日本のクラシックをやる人たち全体の雰囲気で求められてる「巧さ」だけが大切なわけではなくて。勿論演奏レベルが高いに越したことはないけど、演奏以外の部分で興味を持たせたり、聴き手が期待している音楽をするための工夫を設ける過程も、大切だと思うようになりました。</p>
<h5>Q. 今はスタッフとして、奏者としてワールドシップの一員。これからワールドシップの仲間になる人に向けて、何かメッセージがあれば！</h5>
<p>私にとって、ヴァイオリンを弾く以外の人生は考えられません。<br />
旅行もすごく好きで、いくつになっても、色んな新しいところに行き続けたい。<br />
その2つが重なったのが今の行き方であって、人の役に立つ形で続けていけるのがこれだと思っています。</p>
<p>私がヴァイオリンを通して学んだ大切なことの一つは、「続けること」です。<br />
「自分が人生を通して続けてきたことを人に教える」っていうのはそのまま、「自分の生き方を人に伝える」ことだと思うんです。練習はきつかったし、たくさん怒られました。でもストイックに何かを続けることの大切さ、そしてそのメンタリティーの有り難みを教えてくれた両親、先生、競い合った友人たちに感謝しています。</p>
<p>みなさんもこれまで続けてきたことにぜひ誇りを持ってほしいです。その「続けてきたこと」がどんな場所で、どう誰の役にたつか、そのパターンは本当に無限大です。<br />
楽器を持って、今まで行ったことがないようなところに行ってみることが、人生の大きな一歩になると思います！</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>あなたもワールドシップオーケストラに参加しよう！</strong></p>
<p>2015年の2月と3月、フィリピンとカンボジアそれぞれ9泊10日のツアーの中で、現地のオーケストラの共演ステージを創りあげ、数千人の子ども達にとっての「はじめてのコンサート」体験を届けます。</p>
<p>海外がはじめて？ブランクがある？心配要りません！日本中から集う仲間たちと、人生を変え、世界を響かせる旅をしよう！</p>
<p>少しでも心がワクワクしたあなたは、今すぐ<a href="http://world-ship.org/orchestra/">WSOのホームページ</a>をチェック！</p>
<p><a href="http://world-ship.org/orchestra/">http://world-ship.org/orchestra/</a></p>
<p>
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		<title>世界音楽人 file2. 農澤明大（ワールドシップオーケストラ・コンサートマスター）</title>
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		<comments>http://world-ship.org/media/?p=266#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 29 Nov 2014 10:08:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[viral0723]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[世界音楽人〜ワールドシップな人たち]]></category>

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		<description><![CDATA[]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[</p>
<p>世界を舞台に音楽する“ワールドシップな人たち”の生き方を紹介するシリーズ「世界音楽人」<br />
第2弾は、ワールドシップオケの副キャプテン、コンサートマスターの農澤明大です！</p>
<p><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/WS0_200×200_農澤.gif"><img class="alignleft wp-image-270 " src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/WS0_200×200_農澤.gif" alt="WS0_200×200_農澤" width="179" height="179" /></a><strong>農澤明大</strong></p>
<p>奈良市出身。四方恭子、五十嵐由紀子の各氏に師事。大阪クラシック、ムジークフェスト奈良、ベップ・アートマンスなど多くのイベントに出演。国際音楽学生 フェスティバル2012日本選抜メンバー。また、フランス、イタリア、オーストリア、ドイツ、フィリピンなどで路上ライブを敢行、好評を博す。2011年 東日本大震災直後には友人らとチャリティーライブを二週間にわたって行い、約200万円を義援金として送る。2013年よりタリス室内合奏団コンサートマ スターに就任。2013年にはドイツにてBerliner städt Streicher、Orechester Berliner Musikfreundeの練習に参加。第40回奈良県新人演奏会に出演。UUUオーケストラ四期コンサートマスター。国内でも多くのオーケストラに賛助 として出演。現在はオーケストラを中心に後進の指導にあたるなど、関西を中心に精力的に活動中。第7回秋篠音楽堂室内楽フェスタにて聴衆賞受賞。第35回 国際口笛コンクールティーンエイジ部門全体2位入賞。奈良女子大学附属中等教育学校、相愛大学音楽学部音楽学科弦楽器専攻卒業。現在、神戸大学大学院国際 文化学研究科芸術文化論コース博士課程前期在学中。</p>
<h4>Q. そもそも音楽との出会いは？</h4>
<p>両親の影響もあって、僕は歩けるようになる前からピアノを弾いていました。母がピアノの先生で。幼稚園に、週に1度バイオリンを弾きに来ているおばちゃんがいて、それを聴いて「あれを僕もやりたい！」と両親にお願いしたのが、バイオリンを習うようになったきっかけです。</p>
<h4>Q. 演奏家としてのキャリアではなく、今アウトリーチ活動に注力しているのには何がきっかけですか？</h4>
<p><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/10581515_10203074471211714_470115218_n-e1417254992935.jpg"><img class="alignleft wp-image-271 " src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/10581515_10203074471211714_470115218_n-e1417254992935-300x225.jpg" alt="10581515_10203074471211714_470115218_n" width="245" height="184" /></a>音楽大学で勉強している時は、プロオケに入ってプレイヤーとして人生を終えるのだと当たり前のように思っていました。（皆入れると思ってました。）その考えが変わったのは、大学にニューヨークフィルのティーチングアーティスト、デヴィッド・ワレスさんが講義に来てお話をしてくれた時です。</p>
<p>そもそも、日頃から僕は「クラシックを一人でも多くの人に聴いて欲しい、裾野を広げたい」と思っていました。そのためには子ども達にクラシックの楽しみ方を伝えるのが1番効果的だとワレスさんの話を聞いて気づいたんです。それも、ただ聴くのではなく、「主体的に聴く」方法を彼は伝えてくれました。</p>
<p>音大を卒業後、オーケストラによるアウトリーチや、アートマネジメント(注)を研究するために大学院に進学しました。 大学のアートマネジメント研究会として、「別府アートマンス」という九州でのイベントで、子どものためのバイオリンと口笛のコンサートを開催したんですが、そこで出会った当時UUUオーケストラ（WSO代表の野口が今年の9月まで主催していたフィリピン・セブ島での演奏ツアー）のメンバーだった子に「フィリピンで一緒に演奏してみませんか？」と声をかけられて。 直感的に「面白そう！」と思ったので、特に深く考えず、参加してみることにしました。</p>
<p>実際に現地に行って演奏をする中で、本物の、生のオーケストラを聴く機会が殆どない子ども達にとって、はじめて芸術性の高い芸術に触れることによる感動を伝えられたこと、そして奏者同士もすごく得るものが多いことを実感しました。 これは将来性のある活動だと思っていた時、野口からワールドシップを一緒に立ち上げようと誘われ、ジョインすることにしたんです。団体の運営スタッフ（理事）として、そしてオケの中ではコンマスとして関わっていきます。</p>
<p>（農澤注：アートマネジメントとは、よく誤解されていて、コンサートをプロデュースしてくれるんだよね！と言われるんですが、それも一つの仕事ではあると思いますが、芸術と社会をつなぐ仕組みを作る、もう少し大きな概念だと僕は認識しています。）</p>
<p>
</p>
<h4>Q. 音楽と世界というキーワードで、記憶に残っているエピソードはありますか？</h4>
<p><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/10647611_10203074468371643_307063111_n.jpg"><img class="alignleft  wp-image-272" src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/10647611_10203074468371643_307063111_n-300x225.jpg" alt="10647611_10203074468371643_307063111_n" width="248" height="186" /></a>イタリアのひろばで口笛を吹いたらパンをもらったこと、フランスの電車の中でアコーディオンおじさんと即興でハンガリー舞曲のコラボをしたこと、ドイツの駅で津軽海峡を弾いてたら駅員さんに止められたこと（笑）、色々ありますが。</p>
<p>ローム主宰の企画で、色んな国からの奏者が集まって演奏を創り上げるコンサートに参加したことがあるんですが、このときは音楽との向き合い方は文化によって違うのだと実感しました。例えばハンガリー人は、合奏の休憩明け、たばこを吸いに行くと時間通りに帰ってくることは絶対なくて、必ず10分遅刻してきます（笑）。これはちょっとおいおい、困っちゃうなと思うわけですね。反面、日本人は真面目で、休憩中もずっとさらってるでしょ。そうすると、今度はドイツ人にめっちゃ睨まれて。何でだろうと思うと、「休憩は休憩や！休め！」と（笑）。そんなメンツでなんだかんだ一つのコンサートを創り上げるっていうのはとても面白い経験でしたね。</p>
<p>イタリアや中国にオケの演奏旅行に行った時には、聴衆からの反応が日本とは違って、とても正直でした。あのウィーン楽友協会ホールでは、もちろん超高額の席もあるんですが、一方で実は500円の立ち見席もあります。ステータスに関係なく、その人の距離感で本物の音楽を楽しめる。</p>
<p>広島の人が地元球団の広島カープを応援するように、ヨーロッパでは地域のオーケストラを応援するのが当たり前。だからこそ、オーケストラも市民に還元しようという意識が強いし、市民もオーケストラを支えたいと思っている。日本の聴衆で、それぞれオーケストラの演奏や指揮者の細かな差異まで聴き取れる人がどれだけいるかっていうと、現状殆どいませんが、耳の肥えているヨーロッパの聴衆はとても反応が正直で、批判をされることも当たり前のようにあります。</p>
<p>ドイツでホームステイしていた時のホストファミリーはクラシックが大好きでした。週末には友だちと一緒に室内楽を楽しむ。人生の楽しみとして室内楽が空気のようにあって、僕なんて音大出てるのに、仕事以外の感覚で音楽と付き合うことがないなぁと。その時ハッとしました。</p>
<h4>そんな体験を経て、「日本の中での音楽」への印象は？</h4>
<p>特に日本の音大にいると、「超一流の演奏家になることを諦めるのはすなわち負け」的な考えというか風潮があって、それが日本での音楽の楽しみを狭めているように思えます。 僕は一応教員免許も持っているんですが、教員採用試験を受けると周りからは「農澤さん教師になんの？！」的な。教師はプロの音楽家を諦めたやつがなるもの、的発想です。</p>
<p>しかし、演奏家が教育者よりも優れていると一概に決めつけるのは違うと僕は思います。むしろ、一人でも多くの人が音楽を聴く環境を作ることには、自己満足で完結してしまう演奏よりもよほど価値があると思います。</p>
<p>とにかく、音楽との向き合い方は人それぞれですし、優劣はありません。 「ソリストを目指すこと＝正義」な専門的な音楽教育は、昔と構造が全然変わりません。コンクール至上主義ってやつです。その結果、音大にいるのに心のなかでは音楽が嫌いな学生もいっぱいいるわけです。この負の連鎖を断ちたいなと。音大生が自分で「何のために音楽を学んでるのか」を考える文化を作らないと、危険だと思います。</p>
<p>
</p>
<h5>Q. ぷーさんも、幼稚園にやってくるおばちゃんの演奏を聴いていたのがきっかけでバイオリンをはじめたように、生で見聴きする体験が、人生と音楽と関わりを作るスタートだと思います。ワールドシップでは、そのオケを見聴きするチャンスが日本よりさらに少ないアジアの子ども達にはじめてのコンサートを届けるわけですが、どんな時間を届けたいですか？</h5>
<p>昔、地元の奈良駅前で、路上ライブをしていた時期があります。 その半年くらい後のある時、奈良でバイオリンを教えている先輩のところに、新しく男の子がバイオリンを習いにきたと聞きました。先輩が「なんで習いたいとおもったの？」と聞いたら、その子は「奈良駅前で弾いてるお兄ちゃんを見てやりたいと思った」と答えたそうで。ちょっとばかり駅前で演奏をしたことでも、種を蒔けたのがその時はとても嬉しかったです。</p>
<p><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/10814301_10203074471251715_190752667_n.jpg"><img class="alignleft wp-image-273 " src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/10814301_10203074471251715_190752667_n-e1417255191862-300x289.jpg" alt="10814301_10203074471251715_190752667_n" width="260" height="250" /></a>ワールドシップでは、尚更「本物」を届けたいという気持ちが強いです。もし僕たちがしょうもない演奏を聴かせてしまったら、逆にそれが子ども達の人生で1度きりの体験になってしまう可能性すらあって。だからこそ、僕らは聴いている側が本当に楽しめる、感動する演奏を作るために、全力を尽くす必要があると思っています。</p>
<p>そのためには、想いの上に、やっぱり音程であったり、リズムであったり、ある程度形にしなくちゃいけません。僕らに出来るベストを尽くして、それをまとめあげていくためにも、コンマスとして自分も頑張りたいと思います。そこまでして初めて、その時だけの感動ではなくて、「僕もやってみたい！」という気持ちを抱かせることが出来ると思うので。</p>
<h4>Q. 日本や海外で生演奏を届けた先に、子ども達にはどんな風に音楽と接していって欲しいと思っていますか？</h4>
<p>僕は、楽器の専門家を増やしたいとは思っていません。</p>
<p>いま、日本で音楽系大学を卒業する人は年間8千人いるんですが、実際その殆どが、演奏だけでは食べられていないんですよね。 だからこそ「音楽を、生活を豊かにするものとして楽しんで聴き、接することが出来る人」、音楽の良き理解者の存在を増やしていきたいと思ってるんです。</p>
<h4>  Q. その意味で、ワールドシップオケに参加するというのは、自分の人生において音楽とどう接していくのかを見極めるとても良い経験になるよね！</h4>
<p>そう思います！</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>ーインタビューを終えてー</strong></p>
<p>「聴く力」を持つ人達は日々の生活をより豊なものにすることができるし、今演奏では生計を立てられていない音楽家たちがより社会に必要とされる。農澤はアウトリーチを通して、そんな音楽社会のWin-Winを目指しているんだなと感じます。（野口）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/WS0_200×200_農澤.gif"><img class="alignleft wp-image-270 " src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/WS0_200×200_農澤.gif" alt="WS0_200×200_農澤" width="168" height="168" /></a><strong>農澤明大</strong></p>
<p>奈良市出身。四方恭子、五十嵐由紀子の各氏に師事。大阪クラシック、ムジークフェスト奈良、ベップ・アートマンスなど多くのイベントに出演。国際音楽学生 フェスティバル2012日本選抜メンバー。また、フランス、イタリア、オーストリア、ドイツ、フィリピンなどで路上ライブを敢行、好評を博す。2011年 東日本大震災直後には友人らとチャリティーライブを二週間にわたって行い、約200万円を義援金として送る。2013年よりタリス室内合奏団コンサートマ スターに就任。2013年にはドイツにてBerliner städt Streicher、Orechester Berliner Musikfreundeの練習に参加。第40回奈良県新人演奏会に出演。UUUオーケストラ四期コンサートマスター。国内でも多くのオーケストラに賛助 として出演。現在はオーケストラを中心に後進の指導にあたるなど、関西を中心に精力的に活動中。第7回秋篠音楽堂室内楽フェスタにて聴衆賞受賞。第35回 国際口笛コンクールティーンエイジ部門全体2位入賞。奈良女子大学附属中等教育学校、相愛大学音楽学部音楽学科弦楽器専攻卒業。現在、神戸大学大学院国際 文化学研究科芸術文化論コース博士課程前期在学中。現在ワールドシップオーケストラ副代表、コンサートマスターを務める。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>あなたもワールドシップオーケストラに参加しよう！</strong></p>
<p>2015年の2月と3月、フィリピンとカンボジアそれぞれ9泊10日のツアーの中で、現地のオーケストラの共演ステージを創りあげ、数千人の子ども達にとっての「はじめてのコンサート」体験を届けます。</p>
<p>海外がはじめて？ブランクがある？心配要りません！日本中から集う仲間たちと、人生を変え、世界を響かせる旅をしよう！</p>
<p>少しでも心がワクワクしたあなたは、今すぐ<a href="http://world-ship.org/orchestra/">WSOのホームページ</a>をチェック！</p>
<p><a href="http://world-ship.org/orchestra/">http://world-ship.org/orchestra/</a></p>
<p>
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		</item>
		<item>
		<title>世界音楽人 file1. 野口彰英（ワールドシップ代表）後篇〜音楽で世界と繋がる〜</title>
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		<pubDate>Thu, 27 Nov 2014 04:56:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[viral0723]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[世界音楽人〜ワールドシップな人たち]]></category>

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		<description><![CDATA[世界を舞台に音楽する“ワールドシップな人たち”の生き方を紹介するシリーズ「世界音楽人」 ワールドシップオーケス [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>世界を舞台に音楽する“ワールドシップな人たち”の生き方を紹介するシリーズ「世界音楽人」<br />
ワールドシップオーケストラのキャプテン野口彰英、<a href="http://world-ship.org/media/?p=219">前篇〜引きこもりがワールドシップを立ち上げるまで〜</a>、<a href="http://world-ship.org/media/?p=236">中篇〜世界で求められる音楽〜</a>からの続きとなります。</p>
<h3><em>ー「音楽」と「世界」というキーワードで印象に残っている経験は？</em></h3>
<p><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/61466_10151280793119166_1504003871_n.jpg"><img class="alignleft wp-image-241 " src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/61466_10151280793119166_1504003871_n-300x225.jpg" alt="61466_10151280793119166_1504003871_n" width="228" height="171" /></a>僕自身が海外に出て行った時の話をすれば、カンボジアでクメール音楽を教えている人や生徒と即興コラボしたり、インドでバイオリンを勉強中の子どもやアメリカからボランティアで教えにきているファゴット先生とセッションをしたり…そんな経験を多くの国でしています。</p>
<p>大学で東京に出てくるまで九州すらろくに出たこともなかった僕ですが、フィリピン留学をきっかけに色んな国を旅行していて、これまでに30ヶ国ぐらいは行ったと思います。クラリネット一本あるだけで、お互い言葉がわからなくとも、お互い知っているメロディを吹きあったり、お互いに楽しく、いい関係を築けて、音楽のおかげで打ち解け合う経験を何度もしました。</p>
<p>逆に日本での経験はちょっと質が違って。学生時代、ご縁が会って憧れのサイトウキネンオーケストラで少しだけアルバイトをさせて頂いていた時に、少し英語が話せるという理由で、小澤征爾音楽塾の蝶々夫人のオペラ公演ツアーに約1ヶ月同行させていただきました。</p>
<p>世界各国から音楽家、演出家らプロフェッショナルが集まっているチームで、イタリア語のオペラである蝶々夫人のストーリーに全員が共感し、プロフェッショナル一人一人がプライドをかけて最高のものを生み出そうと力をあわせていて。</p>
<p>あらゆる分野のプロに、同時に同じ方向を向いて全力を出させる求心力って、音楽芸術以外にきっと持ち得ないなと思いました。全員の本気が重なった時に生まれる目に見えない力やその先の感動を信じているからこそ、そこにいる全員が惜しみないベストを尽くせるんだと心から思いましたね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><em>ー企画しているワールドシップオーケストラ、日本からの参加者にはどんな体験をしてほしいですか？</em></h3>
<p>音楽とポジティブな向き合い方ができてる人とできていない人がいるのが日本の音楽界だと思っています。</p>
<p>日本で専門的な音楽教育を受けた皆さんの中で、それが海外の子どもたちにとって素晴らしい体験になるという発想を持っている人はどれだけいるでしょうか。ワールドシップへの参加はある意味でその人にとってのスタート地点で、その後人生において音楽とどのように関わって行くかを考えるきっかけにしてほしいと思っています。皆さんがこれまで、好きだからという理由でやってきたことが、誰かにとって生きる意味になりえるということを身を持って知ってほしいし、音楽の技術、音楽に対する愛をどこで誰のために使うのかを考えるきっかけにしてほしいんです。</p>
<p>そして、実際に現地の団体と指導者として継続的に関わるという道を歩んだり、地元の部活などに教えに行く活動をはじめたり、今いる環境だけでなく、自分がより必要とされる場を見つけられる人が増えればいいと思います。日本で音楽をしている人たちの意識を変えたいですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><em>ーWSO春ツアーで、フィリピン・カンボジア子どもたちに届けたいものは？</em></h3>
<p>僕の一番の感動体験はさっきお話した蝶々夫人ですが、本当に毎日毎日の演奏に、「何百人が一斉に本気を出したらこんなにも心を揺さぶるんだぞ」という感動を受けていました。</p>
<p>そういう場というのはそうそうないんです。例えば50人が同じ方向を向いて同じことをするというのは、オーケストラ以外にはありません。</p>
<p>同時性という意味でも、人間がお互いの役割を本気で担い合ったときの威力を音に乗せて伝えられるのがオケです。全員が主体的に力を出した時、輪になった時の本気の結集を聴いている人に伝えたいです。これって、なかなか南国のフィリピンやカンボジアで見られることではないんですよね。</p>
<div id="attachment_242" style="width: 243px" class="wp-caption alignleft"><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/1610850_315946685278700_3754157152201324390_n.jpg"><img class="wp-image-242 " src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/1610850_315946685278700_3754157152201324390_n-e1417063733713-300x233.jpg" alt="1610850_315946685278700_3754157152201324390_n" width="233" height="181" /></a><p class="wp-caption-text">2015春ツアーの準備ため現在出張中のカンボジアより！</p></div>
<p>そして、演奏で子ども達に感動を届けるだけでなく、その先に、音楽教育への参加、ジュニアオーケストラに入る手だてを用意したいですね。僕たちが演奏をして、音楽を始めたいと思った子どもたちが、じゃあどこで勉強したらいいんですかという時に、ここに連絡したらいいよと、受け皿はきちんとコーディネートすることも僕たちの大切な役割だと思っています。</p>
<p>オーケストラを見たことも聴いたこともないフィリピンやカンボジアの子ども達は、新しいことを必死に吸収しようとしてくれます。こちらが何かを仕掛ければ必ず受け止めてくれます。MCにしてもそうだし、こっちが一歩踏み出したことに対して、向こうも相応のレスポンスを返してくれます。これは日本にはないことなので、運営もメンバーも主体的に行動して、みんなでたくさんの仕掛けを子どもたちに届けたい、チーム皆で届けてきたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>［野口彰英］ワールドシップ代表</strong><br />
平成元年生まれ。福岡県古賀市出身。高校中退後、大検合格を経て2012年3月に中央大学法学部を卒業。在学中にフィリピン大学政策科学部にて1年間の認定留学。留学中は現地孤児院や教育施設と協働しグループ音楽教育の浸透、指導者の養成にも取り組む。また学生時代に小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト「蝶々夫人」にて演出家通訳を務める。大学4年時に「セブ島の子ども達にクラシックを届けるUUUプロジェクト」を立ち上げ、以降2014年9月までに主宰した現地オーケストラとの4回の演奏ツアーで、のべ150人以上の日本人奏者の参加を受け入れ、2万人以上の子ども達にコンサートを届ける。2014年9月より、より多くの国・地域へのオーケストラの派遣を実現し音楽教育の輪を世界中に拡大するため、新たに「ワールドシップ」を立ち上げる。クラリネット奏者。<br />
<a href="https://www.facebook.com/akihide.noguchi.1">Facebook</a>にて日々情報発信中。フォロー大歓迎です！</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>あなたもワールドシップオーケストラに参加しよう！</strong></span></p>
<p>2015年の2月と3月、フィリピンとカンボジアそれぞれ9泊10日のツアーの中で、現地のオーケストラの共演ステージを創りあげ、数千人の子ども達にとっての「はじめてのコンサート」体験を届けます。</p>
<p>海外がはじめて？ブランクがある？心配要りません！日本中から集う仲間たちと、人生を変え、世界を響かせる旅をしよう！</p>
<p>少しでも心がワクワクしたあなたは、今すぐ<a href="http://world-ship.org/orchestra/">WSOのホームページ</a>をチェック！</p>
<p><a href="http://world-ship.org/orchestra/">http://world-ship.org/orchestra/</a></p>
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		<title>世界音楽人 file1. 野口彰英（ワールドシップ代表）中篇〜世界で求められる音楽〜</title>
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		<pubDate>Thu, 27 Nov 2014 04:17:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[viral0723]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[世界音楽人〜ワールドシップな人たち]]></category>

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		<description><![CDATA[世界を舞台に音楽する“ワールドシップな人たち”の生き方を紹介するシリーズ「世界音楽人」 ワールドシップオーケス [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>世界を舞台に音楽する“ワールドシップな人たち”の生き方を紹介するシリーズ「世界音楽人」<br />
ワールドシップオーケストラのキャプテン野口彰英、<a href="http://world-ship.org/media/?p=219">前篇</a>からの続きとなります。</p>
<p><em>ーエルシステマについて、これまでのご自身の活動を経て改めてどう評価しますか？<br />
</em></p>
<p><strong>“それぞれのコミュニティの課題を解決するポテンシャルがオーケストラにはある”</strong></p>
<p>僕のここまでの活動の原点であるエルシステマはベネズエラで始まった活動ですが、今では世界中にモデルが広がっていています。海外に行く機会があれば、出来る限りエルシステマモデルの音楽教育団体の見学もしてきました。</p>
<div id="attachment_237" style="width: 187px" class="wp-caption alignleft"><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/525978_4391499504774_625229373_n.jpg"><img class="wp-image-237 " src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/525978_4391499504774_625229373_n-e1417061434894-300x298.jpg" alt="525978_4391499504774_625229373_n" width="177" height="176" /></a><p class="wp-caption-text">インドの音楽教育団体にて</p></div>
<p>そこで感じるのは、その土地土地の抱える社会のニーズに音楽がうまく応えているな、ということです。オーケストラっていうのは、それぞれの土地が持つ社会問題を解決できる可能性を持った教育プログラムなんだなと感じます。</p>
<p>本家のベネズエラだと犯罪から子どもたちを守っていることが広く知られてますが、例えば僕が見てきた団体で言うと、インドだと幼少期に辛い体験をして自尊心を忘れている子どもに自信を取り戻させたり、アメリカだと個人主義の社会の中で、チームの中で役割を担う意味を教えたり。トルコはそれらの要素をうまくミックスさせています。</p>
<p>アンサンブル音楽の経験の中で、その土地土地の持つ問題を解決できるというか、解決できる人を育てているんですよね。日本には多分、日本なりの音楽の使い方があるし、音楽が音楽だから担える治療的役割があるのではないかと考えています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><em>ー日本での使い方について、具体的には？</em></p>
<p><strong>“第三の場での音楽”</strong></p>
<p>日本の話をすると、人とは少し違った10代を送った人間として、やっぱり日本の若い子たちを取り巻く環境について思うトコロもあります。</p>
<p>いざ社会に出れば同僚の輪、大学時代の友人の輪、趣味の仲間の輪、取引先との輪…、と幾つものコミュニティに常に属することになるわけですが、日本では多感な10代に、ほとんどの場合、家庭と学校、その2つだけが、自分が属する、人間関係を作るコミュニティになります。</p>
<p>それぞれのコミュニティで、自分の立場や立ち居振る舞い方って違って当然だし、居心地の良い場、悪い場があるので、付き合い方を選んでいくことが出来るわけですが、10代の頃は家庭と学校という限られたコミュニティでの立ち位置が、そのまま自分の個性を定義してくると思います。そこで窮屈な思いをした子は、社会全体と自分の相性が悪いように思うしかないですよね。</p>
<p>だからこそ僕は、子ども達はできるだけ多くのコミュニティに属している方が良いと考えています。</p>
<p>そういう場を社会学では「第三の場」と呼ぶそうなんですが、地域の習い事なんかは、三つ目以降の逃げ場になります。個人レッスンではなくて、人の集まるオーケストラ。学校とは違う顔ぶれで気軽に集まれる仲間の輪があると、そこで自分の役割を見出し果たせる。そうすることで自分の居場所を確保し、自分の存在意義を実感できます。</p>
<p>日本では、学校教育に附属の部活が一般に浸透しています。下級生が上級生に上がるとまた下級生に教えるというシステムが断続的にできています。ですから、括弧付きの「エルシステマ」が必ずしも必要かと言うと、そうではないのかもしれません。ただ、学校の外の場に、第3の場として属せるオーケストラがあれば、子ども達にとっての救いになる可能性は大きいのかな、とも思いますね。</p>
<p><a href="http://world-ship.org/media/?p=240">後篇〜音楽で世界と繋がる〜</a>に続く</p>
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		<title>世界音楽人 file1. 野口彰英（ワールドシップ代表）前篇〜引きこもりがワールドシップを立ち上げるまで</title>
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		<pubDate>Fri, 21 Nov 2014 13:03:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[viral0723]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[世界音楽人〜ワールドシップな人たち]]></category>

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		<description><![CDATA[世界を舞台に音楽する“ワールドシップな人たち”の生き方を紹介するシリーズ「世界音楽人」 第1弾は、ワールドシッ [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>世界を舞台に音楽する“ワールドシップな人たち”の生き方を紹介するシリーズ「世界音楽人」<br />
第1弾は、ワールドシップオーケストラのキャプテン、野口彰英からスタートです！<br />
（今回の聞き手はコンマスの農澤明大が務めました。）</p>
<p><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/野口プロフィール写真.jpg"><img class="alignleft wp-image-220" src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/野口プロフィール写真-300x235.jpg" alt="野口プロフィール写真" width="185" height="144" /></a><strong>野口彰英</strong><br />
平成元年生まれ。福岡県古賀市出身。高校中退後、大検合格を経て2012年3月に中央大学法学部を卒業。在学中にフィリピン大学政策科学部にて1年間の認定留学。留学中は現地孤児院や教育施設と協働しグループ音楽教育の浸透、指導者の養成にも取り組む。また学生時代に小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト「蝶々夫人」にて演出家通訳を務める。大学4年時に「セブ島の子ども達にクラシックを届けるUUUプロジェクト」を立ち上げ、以降2014年9月までに主宰した現地オーケストラとの4回の演奏ツアーで、のべ150人以上の日本人奏者の参加を受け入れ、2万人以上の子ども達にコンサートを届ける。2014年9月より、より多くの国・地域へのオーケストラの派遣を実現し音楽教育の輪を世界中に拡大するため、新たに「ワールドシップ」を立ち上げる。クラリネット奏者。</p>
<p><em>ーまずは、ワールドシップを立ち上げることになった経緯から。</em></p>
<p><strong>無気力な日々の中で出会った「音楽を使う」という発想</strong></p>
<p>いきなりですが、僕は実は高校を中退しています。思春期特有(笑)の理由は色々とありますが、端的に言えば、自分と社会との前向きな関わりを見出だせていなかったんだと今はそう思っています。</p>
<p>無気力に毎日をやり過ごしていた時期のある朝、ぼーっとテレビを見ていたら、エル・システマ（注：南米ベネズエラで始まった、青少年を非行や犯罪から守るための無料オーケストラ教育事業。これまでに約40万人の子ども達が参加し、参加者の犯罪率の低下が世界中に注目されるだけでなく、指揮者グスターボ・ドゥダメルをはじめとした一流音楽家も数多く輩出している。）のドキュメンタリーが流れ始めました。</p>
<p>はっきりとした夢も目標も持てずに日々を持て余していた10代でしたが、どこか漠然と、人生で音楽に関わることができたらいいとは思っていたんですね。僕は家族の影響もあり小さな頃から音楽に囲まれて過ごしてきて、自然に音楽を好きになっていましたので。かと言って、演奏家になれる実力があるわけでもない…。</p>
<p>そんな当時の僕にとって、オーケストラを教育の場として使って、世界の貧困問題の解決に取り組んでいるエルシステマの存在は衝撃でした。と同時に、将来こんな活動に関われたらいいなと、久しぶりに人生の目標のようなものを掴んだ瞬間でもありました。</p>
<p><strong>フィリピンでの取り組みの始まり</strong></p>
<p><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/28949_1345149987940_5753727_n.jpg"><img class="alignright wp-image-222 size-medium" src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/28949_1345149987940_5753727_n-300x225.jpg" alt="28949_1345149987940_5753727_n" width="300" height="225" /></a>大学に進学して、まずは英語を喋れるようになりたいと思い、1年生の夏休みに1ヶ月間フィリピンに行きました。当時としては珍しい選択でしたが、限られた予算で行ける留学先ということで。</p>
<p>留学中、現地の教育支援NGOの活動を見学する機会を頂き、これまでテレビの奥の世界だった所謂「貧しい人の生活」を間近で見たり、教育問題などについて教えてもらって、目の前に広がるフィリピンの光景と、かつてテレビで見たベネズエラの映像とが僕の頭のなかで重なりました。きっと音楽がこの国の子ども達のために役立つはずだと。</p>
<p>僕たちが当たり前のように享受してきた音楽教育の機会が不足している現状に、自分に何かできることはないかと思い、まずは学生団体を立ち上げ、リコーダーやピアニカを日本国内で集めて現地に送りました。が、暫く経って寄贈先に様子を見に行くと、これが全然有効活用をされていません。</p>
<p>日本で育ってきた僕は、当然のように、学校の中にはピアノを弾ける先生がいるもんだと思い込んでいたのですが、実際には鍵盤すら見たことのない先生ばかりだったんです。教育のためには、楽器と指導者、そして指導カリキュラムが揃うことは必要なのだとその時ようやく気づきました。</p>
<p>そこで、「これはまず、僕がいかなきゃ」と思って。大学3年の時に、１年間フィリピン大学に留学して専攻の政治学をで学びつつ、放課後や週末の時間に、孤児院や公立学校で楽器を教える活動もするようになったんです。</p>
<p><strong>生演奏体験を届けるというモデルへ</strong></p>
<p><a href="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/medellin.jpg"><img class="alignleft size-medium wp-image-223" src="http://world-ship.org/media/wp-content/uploads/2014/11/medellin-300x225.jpg" alt="medellin" width="300" height="225" /></a>子ども達にピアニカ合奏を教えるうちに、いつかは一人一人の役割が多分化するオーケストラを教えたいという思いも強くなっていきます。</p>
<p>ところが、子どもたちに「行く行くはオーケストラをしよう」「今一生懸命リコーダーやピアニカをマスターしたら、将来はオーケストラで演奏できるよ！」と声をかけても、子ども達はきょとんとするだけ。</p>
<p>オーケストラが何なのか、ベートーベンが誰なのか、バイオリンが何色かさえも、彼らは知らないわけです。</p>
<p>人生で１度もオーケストラに接するチャンスのない子ども達に、まずは生のオケを聴かせるしかないと思い、大学卒業前にUUU（※）というオーケストラを結成して、それ以降3年間で5回の演奏ツアーを主宰し、オーケストラをフィリピンに送り出してきました。セブ島では現地での音楽教室の運営も始まり、蒔いた種が少しずつ芽を出し始めていると感じています。</p>
<p>世界にはまだまだ音楽との出会いを待っている子どもたちがいます。より広い世界にこの活動の輪を広げていくため、この秋新たにワールドシップを立ち上げました。</p>
<p>今後は積極的に、はじめてのコンサートを届ける活動、そしてアジアや世界で子どもの教育のために機能するジュニアオーケストラを支援する活動を両立させることで、多くの国・地域で子ども達がオーケストラ教育を受けられる道筋づくりに取り組んでいきたいと考えています。</p>
<p>※UUU：野口が2011年に立ち上げたオーケストラプロジェクト。日本の楽器経験者によるオーケストラを結成し、フィリピン・セブ島の子ども達に生演奏を届けてきた。現在はセブ島で子ども達の音楽教育活動に取り組むNPO法人セブンスピリットが事業を引き継いでいる。</p>
<p>中篇<a href="http://world-ship.org/media/?p=236">〜世界で求められる音楽〜</a>に続く</p>
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